幸せに生きる7つの心得はコレ!
不安定な今の時代、シングルだけでなく既婚女子も“おひとりさま”への備えは必要!
自立した魅力的な女性として、ずっと幸せに生きるために、今から準備できることを聞きました
心得その1
60歳までとにかく働く
生活を維持できる経済力は必須。収入と貯蓄確保のため、少なくとも60歳までは働きたい。長く働けば将来の年金もアップ。「あなたは一生働けます!と背中を押してく入れる人はいない。目の前の仕事に精一杯取り組んで次につなげる、その繰り返ししかありません」(岸本さん)。「仕事の変化に対応する力も必要。新しい仕事や苦手な仕事も引き受けて、スキルを磨きましょう」(青島さん)
心得その2
収入の一定額を貯蓄し続ける
「働いている限り、収入の一部を貯蓄し続けるのは鉄則」と深田さん。「貯蓄の目的を老後に限定する必要はありません。老後の前にも、資格取得や転職など、お金が必要な場面はたくさん。チャンスに備えて資金を蓄えておきましょう。また無駄使いを続けていると、老後に収入が減ったとき、家計がピンチに。今から収入の一部を貯蓄し、残りで生活する習慣をつけて」(深田さん)
心得その3
自分から積極的にネットワークをつくる
一人だからこそ習い事や地域のサークル活動に参加したり、SNSで交流したりして、積極的に友人関係を広げよう。「『病気や災害のときに、誰も私を見つけてくれなかったらどうしよう』とういう悩みは、"受け身の姿勢”から来ているように思います。見つけてほしいと思うなら、同じようなシングルの女性を自分から見つけて、声を掛けるようにしましょう」(岸本さん)
心得その4
"人頼み”の生活プランは卒業
「シングルでも既婚でも、『いつかは自分ひとりで生きる』という可能性を前提にライフプランを立てるべき。親や夫が養ってくれる、という"人頼み”の生活プランは卒業しましょう。そのためには、経済的自立、精神的自立に加えて、家事やマネー管理を自分でこなす”生活力の自立”が必要。この3つができていれば、ひとりでも充実した生活を送ることができるはずです」(青島さん)
心得その5
運動、趣味・・・仕事以外の居場所を見つける
「健康な心と体を保つには、習い事や趣味などで、仕事以外の居場所を見つけるのがおすすめ。仕事のストレスを発散できるだけでなく、一生ものの趣味や人間関係を見つけるきっかけになりますよ」(青島さん)。また、ランニングなど体を動かす趣味は、体力維持の面でも効果的。豊かなひとり時間を過ごすためにも、仕事以外の居場所を見つけておこう
心得その6
ひとり=不幸、という親世代の考えに負けない
「結婚・出産こそ女の幸せ」「女ひとりで働き続けるのは大変」・・・。親から繰り返しこう言われて、ひとりの自分に罪悪感を持ったり、将来に不安を感じたりする人も多い。「けれどそれは”親世代の幸せ像”」と、青島さん。今はシングル女性の数も増え、ひとりでも幸せに生きる方法はたくさんある。親の世代と今は違う、と割り切り、とらわれすぎないようにしよう
心得その7
将来不安にとらわれすぎず今を充実させる
「どんなに将来を予測しても、その通りにいかないこともある。『思い切り生きてきたから、ひとりでもまあよし』と思えるように、充実した20〜30代を送ることも大切です」(岸本さん)。「貯蓄をすべて老後資金に回したり、大切なことにお金を使わずにいては、結婚のチャンスだすだって逃すことに。本当に幸せになりたいなら、老後よりも近い将来に目を向けて」(深田さん)
この人たちに聞きました
キャリアカウンセラー
青島祐子さん
大学でキャリア教育、女性学教育に携わる傍ら、キャリアカウンセラーとして女性や若者のキャリア支援にかかわる。著書に『新版女性のキャリアデザイン』(学文社)など
エッセイスト
岸本葉子さん
61年生まれ。東京大学卒業後、保険会社勤務、中国留学などを経て文筆業に。現在、都内にてひとり暮らし。著書に『ひとりを楽しむゆる気持ちいい暮らし』(河出文庫)『ちょっと早めの老い支度』(オレンジページ)など
ファイナンシャルプランナー
深田晶恵さん
生活設計塾クルー。メーカー勤務後、FP資格を取得。本誌連載「目指せ!マネー美人」にて、働く女性の視点に立った分かりやすいアドバイスが人気。近著に『本当に安心な「家を買うときのお金」』(講談社)など
※ 日経WOMAN
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